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2024.10.24

【フィードバックカルチャーに共感!】役者からWebtoonの道に飛び込んだワケとは【編集者 尾屋 葵】

eye catch

はじめに

会社が違えば、カルチャーもガラッと変わるもの。 もちろん、求められる動き方も違います。

ソラジマには「誰に対してでもフィードバックを行う」というカルチャーがあります。率直なフィードバックは、ときに気まずさを生んだり孤立を招いてしまったりすることがありますが、ソラジマでは大きな目標に向かう手段として、フィードバックできる人を大切にしているのです。

今回は、そんなソラジマのフィードバックカルチャーに惹かれて入社を決めた、という尾屋葵さんにインタビュー。

尾屋さんの入社前のキャリアや、入社後の働き方などについてお聞きしました。

【この記事はこんな人におすすめ】
・ソラジマのカルチャーを具体的に知りたい
・ソラジマ編集者に求められる素養を知りたい
・ソラジマ編集者がどんな風に仕事をしているのか知りたい

「やっぱりエンタメがやりたい」の気持ちで入社したソラジマ

——尾屋さんがソラジマに入社する前のキャリアを教えてください。

尾屋葵さん(以下、尾屋):私は、ソラジマに入社する前は役者をやっていました。

最初は声優を目指して、声優の学校にも通っていましたね。その中で、「表現の幅を広げられないか」と考えたことから役者の道に進んでいったというイメージです。

まだ年齢が若かったこともあり、舞台や映画などの顔を出してのお芝居の道もあるのではないかという考えもありました。

——役者さんのお仕事自体はどのくらいやっていたのでしょうか?

尾屋:高校2年生からスタートしているので、大体8年くらいになりますがお仕事としてお給料をいただいていたのは4年くらいになります。

——そこから、ソラジマに入社するに至った経緯はどういったものですか?

尾屋:役者をやったあと、1年だけエステサロンで働いていたことがあったのですが、仕事に物足りなさを感じていたんです。

常に役者という仕事に情熱を注いで進み続けていた人生だったので、心のどこかで「エンタメに関わっていたい」という気持ちがあったのだと思います。

そこからエンタメ系に絞って求人を探している中で、ソラジマの「漫画編集者募集」の広告を見つけました。漫画編集者の求人自体が珍しいので興味を惹かれて調べたところ、「面白そうな会社じゃん!」と思いまして。

一番惹かれた部分は「Why No Feedback?」というカルチャーです。ソラジマには言いにくいことでも相手に対してしっかりフィードバックしよう、というカルチャーがあります。

役者時代からフィードバックの重要性を感じていた部分があったので、「自分と価値観が合致する場所で、面白いことができそう」と感じたのが応募のきっかけです。

——ソラジマのカルチャーに惹かれたとのことですが、ソラジマで働く前から漫画やWebtoonに興味があったのでしょうか?

尾屋:いわゆる王道の少年漫画などはよくアニメで観ていましたが、漫画自体はそこまで読んでいるタイプではなかったと思います。私の家庭が「場所を取るからあまり漫画はたくさん買わないで」という家だったので。

どちらかというとゲームやアニメで育った人間ですね。

——それでは、なぜエンタメ業界の中でもゲームではなく漫画という分野を選んだのでしょうか?

尾屋:もちろん、ゲーム会社も視野に入れていました。

しかし、24歳での転職だったので、未経験の状態からゲーム作りのスキルを得ていくとなると、がっつりエンタメの根幹に関わることができる年齢が遅くなってしまうのではないかと考えました。

そんなときに、「未経験者でもOK」というソラジマ編集者の求人を見つけたことが、漫画の分野に飛び込もうと思った理由の一つです。

もう一つは、漫画に対してクロスメディアに強いコンテンツという印象があったためです。漫画がもとになってアニメやゲームが制作されることが多いので、「面白い」の根幹を作れるのが漫画なのではないかと感じました。

そこに一番近い場所で仕事ができるということが、自分にとっては非常に魅力的でしたね。

仕事をする上で大切にしているのは「労い」と「感謝」

——現在、ソラジマで担当している作品のジャンルはどのようなものですか?

尾屋:女性向けロマンスファンタジー作品を担当しています。連載作品としては、7月20日に公開した『陛下、今度は私が育てます!』と9月に公開した『笑うが勝ち!』と『妄想恋愛教師』の合計3本あります。

他にも、来年度公開に向けて進めている企画や、水面下で準備中の作品も何本かありますね。

読切作品は、現在3〜4本準備中です。読切作品に関しては、ジャンルをロマンスファンタジーに限っていません。

※尾屋さんの担当作品は最後の方にご紹介しております。

——読切作品のように、ジャンルを問わず作品を作る場合、どのような基準で「この作品を形にしてみよう」と考えていますか?

尾屋:読切作品に関しては、弊社の線画作家としてご登録いただいた方にお声がけすることが多いのですが、「この作家さんが読切を描いたらどうなるんだろう?」と魅力を感じた作家さんにお声がけすることが多いです。

すでに読切作品をリリースしているのですが、その経験を経て、今は1人の作家さんと作品を作り上げることに楽しさを感じています。

——通常、Webtoonは脚本や、ネーム、線画など多くのクリエイターさんとやりとりしますよね。1人の作家さんと作品作りを進めることとは違った大変さがありそうです。

尾屋:複数のクリエイターさんと作品を作る上で大切なのは、情報の共有です。

本当に、脚本に対する情報の読み取り方がひとりひとり違うんですよね。それを最初から最後まで一貫して同じニュアンスで伝えるのが編集者の仕事なのですが、一番難しい部分だと感じています。

解釈の違い1つで演出が変わる=物語そのものが意図しない形で読者様に伝わることがあるので、なるべくブレが出ないようにするのが私の役割だと思っています。

——他に、クリエイターさんと関わるときに気をつけていることはありますか?

尾屋:クリエイターさんたちは、作品を作るために途方もない時間をかけてくださっています。やはり労いの心や感謝の言葉は常に伝え続けなければと意識してますね。

私自身、どうしてもフィードバックを出すことに偏りがちになってしまうので。

作品を作る過程で、クリエイターさんから予想を超えるような良い成果物が出てくると「キタ!」みたいな気分になるのですが、その時は思いの丈を全て伝えています。

大事なのは「面白い」を求める気持ち

——尾屋さんは役者としてお仕事をされていた経験をお持ちですが、その経験や子どもの頃の経験などが現在の仕事に活かされている部分はありますか?

尾屋:大きなところでいうと、以前の仕事での経験や子どもの頃からの性格で、ソラジマでの仕事に活かされている部分があると思います。

それは、負けず嫌いな部分になります。 「あの子ができている、あの子はあんな風に認められている。じゃあ私も頑張ろう」と考えるタイプなので、それが現在のソラジマの仕事をやり切れるタフさにつながっていると感じますね。

——自分以外の編集者がヒットを出している姿を見ると、負けず嫌いな部分が出てくる、ということはありますか?

尾屋:気持ちとしては半々です。「すごい!」「おめでとう!」というハッピーな気持ちと、「私もやってやるぞ」と燃えたぎる気持ちがあります。

純粋に、他の編集者が成果を出している姿や、自分自身では思いつかないアプローチをしている様子を見ると刺激になります。

——ソラジマでの仕事に活かされている部分はなんでしょうか?

尾屋:「面白い」や「ワクワクする」を求める心ですね。

私自身、昔から人を楽しませようとか、面白いことをしようという気持ちが強い子どもだったようで、旅先で出会った見知らぬ人相手にイナバウアーやブリッジをして見せるということをしていたらしいです(笑)

実際にソラジマで働いていると、「面白い」を求める気持ちがとても大事だと感じることが多いです。

柔軟性と適応能力がソラジマ編集者に必要な要素!?

——「面白い」を求める気持ち、エンタメを仕事にする場合、非常に大切なことですよね。ソラジマの編集者をやるにあたって、必要な要素は他にありますか?

尾屋:こだわりと柔軟さのバランスが良い、というのは必要な要素かもしれません。

Webtoonの編集者は各工程をすべて見ないといけないので、編集者の作品に対するこだわりが作品のクオリティに大きく影響します。その一方で、柔軟に取捨選択する部分を見極めないといけない部分もあるんですよね。

実際に、そこのバランス感がある、“まずは基本に忠実で、やるべきことにフォーカスできる人”はソラジマの編集者には多い気がします。

——熱い一方で冷静な部分も必要なのですね。

尾屋:そうですね。実はそこは私自身も入社当時、良い意味でギャップを感じた部分でした。

「誰もがバカにする大きな夢を叶えてみせる—。」などソラジマが掲げるビジョンが、規模の大きい、情熱的なものの印象だったので、情熱的な体育会系の人ばかりなのかなとイメージしていたんです。しかし実際は、心の中には熱いものを持っているけれど、すごく冷静な人が多いという印象を抱きました。

端的にいうと、「アツイ頭脳派」ですね。情報を理解したり汲み取ったりする能力に長けている人が多いです。

あとは、純粋に人柄が良い人ばかりです。

——尾屋さん自身の中にある、「ソラジマ編集者に向いている部分」はどこだと思いますか?

尾屋:自分のことになるとわからない部分はあるのですが……柔軟性があるところ、でしょうか。

先ほど話したように、ソラジマにはフィードバックカルチャーがあることで、社内の体制や仕組みの変更が行われることが多いんです。そういった変化に対して、すぐに適応できるタイプなので、その性格はソラジマに対する適正としてあったのではないかと思います。

——会社の体制にすぐに順応する、といえば、尾屋さんは入社前から企画書を作って、ソラジマ編集者に送ってフィードバックを受けていたと聞きました。そのように、入社前から仕事に対するアプローチを始められた理由はなんでしょうか?

尾屋:ソラジマへの入社が決まっても、前職のエステサロンの仕事をすぐに辞められるわけではなかったので、採用が決定してから実際の入社まで1ヶ月ほど時間が空いてしまったんです。

本来であれば1ヶ月早くスタートダッシュが切れたはずなのにと、もどかしい気持ちが募り「何かできないか」と考えていました。

そこで「どうせ入社してからたくさん企画書を作るのだから、今のうちにたくさん作っておこう!」と思い至り、企画書を作ってソラジマ編集者の方々に見てもらっていましたね。

ソラジマでは採用選考で企画書のプレゼンをするのですが、そのときの企画書が自分の中で「もう少し良いものが作れたのではないか」と心残りになっていたことも、この行動を起こす理由になっていたと思います。

編集者未経験だったとこもあり、自分を「できる人間」だと思っていなかったからこそ、やれた行動かもしれません。

誰かの「生きよう」を呼び起こしたい

——最後に、尾屋さんが抱く「誰もがバカにする大きな夢」を教えてください!

尾屋:友人が、私が担当する作品だと知らずに作品を話題に出してくれたり、好きなゲーム実況者さんが「好きな漫画」として私の担当作品を紹介してくれたり、という妄想が実現できればなと考えています。

もう一段大きな夢としては、世界中の人々の「明日も生きよう」という気持ちを呼び起こすような作品を作りたい!ですね。

自分自身が、漫画やアニメの力でそう考えることができた経験があるので、私が担当する作品を通して、多くの人に「生きよう」を感じてもらえたらと思います。

尾屋さんが担当した作品はこちら

陛下、今度は私が育てます!

▼作品はこちらから▼

▼あらすじ

まさか、息子に殺される日が来るなんて──。 帝国の皇后ダリアは息子の謀反により、その手で命を奪われてしまう。妻としても、母としても蚊帳の外に置かれてきたダリアには、なぜ息子があんなにも変わり果ててしまったのかが分からない。 「どんな罰でも受けるわ。どうか私に、もう一度あの子と向き合うチャンスを……!」 時を巻き戻したダリアは、すでに隔絶されていた親子関係を取り戻すため、厳格な夫・クラウスと対峙する。 子育てをやり直し、最悪の未来を回避することはできるのか!?

妄想恋愛教師

▼作品はこちらから▼

▼あらすじ

高校教師である神田は、その容姿から告白が絶えない日々を送っていた。
しかし神田には、誰にもバレたくない"秘密の習慣"があった。
それは『妄想』。
現実から目を背け、今日も妄想に明け暮れる神田だったが...
彼の妄想は気付かぬ内に日常へ溶け出していく。

──俺は今、どっちにいるんだ?

笑うが勝ち!

▼作品はこちらから▼

▼あらすじ

一母を亡くした、絵を描く理由も失った...だから筆を折った。 そんな悲しみを抱えながら、懸命に高校生活をおくる夏 葵(なつき)。 ある日突然彼女の前に現れたのはチャリ泥棒! ...もとい同級生の白川澄(しらかわとおる)だった。 印象最悪な澄の手元にはなぜか、夏葵が未完成のまま投げ出した母の似顔絵が握られていた?! 「"これ”、完成させてよ」 澄の無茶な要求によって夏葵は再び絵と向き合うことになる...!? 頑張れ、夏葵!

おわりに

「今世紀を代表するコンテンツを創る」

そんな大きな目標を達成するためであれば、ソラジマでは人の反応をうかがって行動することは無用。お互いに意見を出し合い、受け入れ合い、刺激し合える環境が整っています。

ソラジマでは、一緒に大きな目標に向かって突き進む仲間を求めています。情熱を持って仲間や作品に向き合ってくれる方であれば、経験者・未経験者は問いません。

自分自身の「面白いを形にしたい」という気持ちを実現したい方は、ソラジマ編集者として一緒に働いてみませんか?

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