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2025.05.17

【ヒットが生まれる“場所”をつくりたい】入社直後から一人編集部の立ち上げができたワケとは【編集者 藁谷 周太郎】

eye catch

はじめに

ソラジマにはWebtoon編集部のほかに「よすみ編集部」という横読み漫画に特化した編集部が存在しています。

実はこのよすみ編集部、当初はたった一人が立ち上げた編集部なのです。
(※取材当時は1人、現在は2人での運営体制)

立ち上げたのは、「よすみとは、四隅の意味。漫画や絵画、テレビなど多くのメディアに四隅があること、今後長く続くメディアとして四隅を取っていきたい、という考えからつけたものです」と話す、藁谷周太郎さん。

今回は藁谷さんに、入社のきっかけやソラジマで「一人編集部」をやることになったきっかけなどをお聞きしました。

【この記事はこんな人におすすめ】
・ソラジマでどこまで好きなことができるのか知りたい
・皆とは違う動きをして働いている人の様子が知りたい
・編集者経験者の入社理由が知りたい

どうせなら今までとは真逆の環境に飛び込みたい!

——藁谷さんは以前も、出版社で5年間、漫画の編集をやっていたとのことですが、そこからソラジマに興味を持ったきっかけはなんだったのでしょうか?

簡単にいうと、ソラジマに対して「めちゃくちゃ面白い会社だな」と感じたことがきっかけですね。

前職では、少女漫画中心の出版社で編集者をしていたのですが、もともと青年誌に掲載されているようなサブカルチャー的な漫画の編集をしたいと考えていました。

僕は少女漫画だけでなく宝塚歌劇団などの女性向けのコンテンツも大好きだったので、少女漫画の編集も楽しかったのですが、少女向けに留まらず、いろいろなジャンルの漫画編集にチャレンジしたいという気持ちが年々強くなっていきまして。

こういった事情から転職を検討していたところ、ソラジマからオファーレターが届いたんです。

そこに書かれていた「ソラジマはこれから従来のWebtoon市場を飛び抜けたヒットを作るフェーズに入る、そのためWebtoonの読切作品をつくっている」という内容に衝撃を受けましたね。僕はWebtoonに対して、「作家さん本人の個性を引き出すというよりもマーケットの動向にがっつり合わせにいくスタジオ的なコンテンツ」という印象を持っていたので……。

ほとんどそれと逆の戦略を取りにいっていることに「面白いな」と感じて、話を聞きにいきました。

——そこから実際に、入社を決めた理由はなんだったのでしょうか?

実際に話を聞きにいったところ、同じ高校出身ということもあってかCEOの萩原さんとものすごく波長が合ったんです。また、オフィス見学で感じた心地のよさも「ここに入社したい」と感じた理由の1つでした。

大学時代、漫画系のベンチャーでインターンをしていたことがあったのですが、当時感じていたベンチャーマインドを思い出して懐かしさを感じる一方、編集者の方々にはよい意味でベンチャーらしさがないと感じたんですよね。僕が日々出版社で接していた「漫画オタクの編集者」と同じ香りがして……ここは、Webtoonをビジネスとしてだけでつくっているのではなく、しっかりと作品として尊重しながらつくっている編集者が楽しく過ごせる場所なんだと思えました。

何よりも一番惹かれたポイントは、編集者の裁量権が前職に比べても大きいことやフィードバックをする文化などを含む、社内カルチャーをめちゃくちゃやり切る会社なんだなぁということです。 そして、勉強会の多さなど、前職と大きく違う部分がたくさんあることも決め手でしたね。 どうせ環境を変えるなら、これまでと真逆の環境に飛び込んだほうが面白い!と考えていたので。

「やればいいじゃん」から始まった一人編集部

——藁谷さんは現在、「よすみ編集部」という横読み漫画オンリーの編集部を立ち上げ、一人で動いていますが、このような動きをすることになった経緯を教えてください。

実は選考中に、自分はWebtoonではなく、サブカル漫画がつくりたくて転職を考えた、ということをCEOの前田さんに打ち明けたんですよね。そうしたら「じゃあソラジマでつくればいいじゃん!編集部立てちゃおう」と言われて(笑)

その瞬間は、自分が編集部を立ち上げることに自信を持てないでいたのですが、実際に入社して手を動かしてみると「あれ?案外自分、やれてるな」と感じることも多いです。ソラジマに入社して、「まずはやってみる」ことの大事さを実感しています。

——実際に、どんなことをしているのですか?

たった一人の編集部(※取材当時は1人、現在は2人)なので、事業計画書や編集方針をつくったり、Webメディアをつくったりと、今後編集部を組織していくにあたっての準備をしています。編集部としての「箱」をつくっているイメージですね。

作家さんをスカウトしたり、作家さんと一緒に作品をつくったりということも、現状は一人で行っています。

ずっと自信はないし、プレッシャーも大きいのですが、たった一人でやることに対する特別感や、「意外にやれてるな」という感覚にずっとワクワクしています。

「楽しい」を振る舞いたい!が形成された子ども時代

——藁谷さんは、学生時代に打ち込んでいたことなどはありますか?

高校時代は、文化祭のクラス発表に全力で挑んでいましたね。僕がいた高校は3年間クラスと担任が変わらないんですよ。担任の意向で「とにかく文化祭をガチる!」というクラスだったので、3年間ずっと演劇をやったんです。

文化祭の舞台稽古中

僕はオリジナルの脚本を担当したのですが、なんと2,3年生と連続で総合優勝することができました。このことから、「もしかして自分は創作の才能があるのでは?」と考え、創作者になる目的で大学は文学部に進みました。

しかし大学では、つくる側になるつもりで進学したにもかかわらず、いつの間にか文学にハマって文芸批評家を志してしまって(笑)その時期は、一旦エンタメから距離を置いていましたね。

のちに漫画系のベンチャーでインターンを開始したことで、大学時代はずっと「売れるエンタメ」と「売れることを第一にしない芸術」の狭間で過ごしていたように思います。

——波はありつつも、常にエンタメという分野に触れていたのですね。子どもの頃からエンタメに関わることは好きだったのですか?

そうですね。漫画やアニメなどエンタメコンテンツに触れることが好きでしたし、憧れのようなものもありました。クラスメイトを笑わせるようなひょうきんなタイプで、芸人になりたいと思っていたくらいだったので。

アメリカのカートゥーン系のアニメが好きで、その延長で中学時代はアメリカのホームコメディやスクールコメディのドラマをよく観ていましたね。アメリカのアニメやドラマの笑わせ方やポップな雰囲気は今でも好きです。

ただ、自分が大量のエンタメを摂取したい!というよりも、何かエンタメ的な要素を用いて周囲を喜ばせたい!という気持ちのほうが強いタイプだったように思います。

小学校時代、自分の工作で休み時間に皆が遊んでくれたことなどが、快感としてずっと残っているんですよね。自分がただ楽しむよりも、楽しみを振る舞うのが好き、という性格は昔からずっと変わっていません。

必ずしもタフじゃなくていい、ソラジマの環境

——楽しみを振る舞うのが好き、という性格はエンタメコンテンツを生み出すことに必要な要素のように思えますね。

実際、ソラジマにはそのような「何かを振る舞いたい」人が多いと感じますね。フィードバックを出しあったり、自分のメソッドを共有したりするシーンが多いので、個人の利益よりも集団の利益を優先する人が向いている環境ではないでしょうか。

教えてもらったメソッドをただその通りに実践するだけでなく、「もうちょっと成果が出せないかな?」と自分なりにカスタマイズしている人もソラジマの編集者という感じがします。

そしてその方法をさらにシェアしてくれるんですよね。皆褒めてくれるので、シェアすることが気持ちいい、という雰囲気があるのだと思います。

また、どんなことに対しても「自分だったらこうするのに」という意見をもち、それを実現させようとする熱意と実際に行動にうつす足腰の強さを持っている人が向いていると思います。

思っていても行動に移すって、結構しんどいですよね。そこを乗り越えてすぐに行動できるという人が、ソラジマには多いですね。

とはいえ、ソラジマに「タフな人しか生き残れない」という空気感がないのは、フィードバックしてシェアして、皆でヒットを出そうという考えが浸透しているからだと思います。

目指すものは「場所の創出」

——それでは最後に、藁谷さんの「誰もがバカにする大きな夢」を教えてください!

「今世紀を代表する漫画編集部をつくる」ですね。

ソラジマが目指している「今世紀を代表するコンテンツ」は、野晒しの状態でつくられるわけではなく、やはりソラジマという場所があるからこそ生まれるものだと思っています。

僕はもともと自分で雑誌や編集部をつくりたいという気持ちがあったほど、「場所をつくる」ということに興味があったんですよね。自分が最強だと感じる作家さんや編集者を揃えて布陣を敷くことができたらよいなと考えています。

編集って原稿をつくることではなくて、色々なところから集めて編むっていうことなので、僕はそういった「本来的な編集」をしたいなと感じています。僕が「場所をつくる」ことで、その考え方に共感する方々が集まってきてくれれば嬉しいです。

ソラジマはそれが実践できる場所だと考えています。

↓藁谷さんが編集長を務めるよすみはこちらから

おわりに

ソラジマ編集者はそれぞれ大きな裁量権を持ち、自身の考え方や理想を追求して日々コンテンツづくりに励んでいます。

「大きなヒット作を生む」という目的があれば、ジャンルや制作の方法は問いません。藁谷さんのように、自分で編集部を立ち上げてコンテンツをつくり出すことも可能です。

「やってみたいことはたくさんあるのに、実現できる場所がない」

そう考えている方は、ソラジマで自分を開花させることを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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