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編集者

2025.04.11

【特撮は自分の血肉と同じ】特撮好きがリベンジマッチを経てソラジマに飛び込んだ理由【編集者 青山稜】

eye catch

はじめに

実はソラジマ編集者のなかには、「漫画よりももっと好きなエンタメ分野がある!」という編集者がいます。

「とにかく特撮ヒーローが好き!特撮は自分の一部」と話す青山稜さんもその一人。

今回は、特撮好きの青山さんがソラジマ編集者に辿り着いたきっかけや、ソラジマの編集者として実現したい夢などについてインタビュー。
実は採用選考の際、一度不採用になったという青山さん。リベンジマッチに挑んだ理由なども語っていただきました。

【この記事はこんな人におすすめ】
・ソラジマ編集者はどんなエンタメを参考に漫画を作っているのか知りたい
・採用選考の「リベンジマッチ」について知りたい
・ソラジマ編集者が本気で抱く大きな夢を知りたい!

一度不採用に!リベンジでソラジマ入社が決まる

——ソラジマの入社前、青山さんはどのようなお仕事をしていましたか?

新卒でNHK系の番組を多く手がける制作会社に入社しました。4年弱ほどその会社でADやディレクターとして、旅番組やプロ野球番組、東京パラリンピックなどを担当していましたね。

——テレビの仕事からソラジマ転職を考えたきっかけはありますか?

コロナ禍が始まって、その後、徐々に日常を取り戻していくなかで「自分が本当にやりたいことってこれなんだっけ?」と考え始めたんです。

現在はだいぶ改善されていると思いますが、映像系の世界は上下関係が厳しかったり、若手のキャリアアップが難しかったりする部分がありました。僕自身も、制作会社でキャリアを積んでディレクターなども経験するうちに、自分が本当にやりたいことができるエンタメ分野に飛び込むべきかもしれないと思ったことが転職活動のきっかけです。
漫画がエンタメのなかで最も好きかと訊かれるとそんなことはなくて、人並みだと思います。
そのときにちょうど、ソラジマの漫画編集者募集を目にして、やってみようかと応募してみました。

——青山さんが本当にやりたいエンタメ=漫画だったのでしょうか?

どちらかといえば、編集者の裁量権が大きく、初日から任されることが多いというソラジマのカルチャーやシステムに惹かれました。

僕は昔から特撮ヒーローが大好きなのですが、「こういった会社なら、自分が好きな特撮を漫画と絡めて仕事ができるかもしれない」と連想できたことも、ソラジマに入社したいと考えた一因になっています。

また、少し余談になるのですが……当時、なんとなく散歩をしていたところ、たまたま大ファンの石ノ森章太郎先生が住んでいたトキワ荘を発見したことがあったんですね。その頃にちょうど、ソラジマの求人を見つけたこともあって、特撮と漫画を連想させたということもあると思います。「これは何かよい機会かもしれない」と勝手に考えての応募でした(笑)

——入社選考で大変だったことなどはありますか?

実は僕、ソラジマの現職編集者に企画を審査してもらう「企画審査」の段階で一度落ちているんですよ。

しかし、その結果に納得がいかず、すぐに電話をして「もう1回やらせてください」と再挑戦をお願いしました。ソラジマのYouTubeなどを見ていて、リベンジマッチという制度があることも知っていましたし、ソラジマのカルチャー的に応募者のそういった行動を嫌わないだろうという確信もあったからこその行動ですね。

——とはいえ、一度不採用になった会社に「もう一度審査してほしい」と連絡するのは勇気が必要ですよね。

テレビ業界で培った根性が役立ったと思っています。当時は取材先に断られることなんて日常茶飯事でしたし、むしろ断られてからが勝負みたいなところがあったので(笑)
また、「自分はもっとできる」と漠然と感じていたところもありましたね。

俺TUEEE作品に活かされる特撮DNA

——青山さんは、現在ソラジマでどのような作品を担当していますか?

僕は今、男性向けの俺TUEEE系の漫画編集を担当しています。
2月に公開された『神の適合者〜ゴッド・オブ・インフェクテッド〜』のほか、連載向けの作品を3つほど仕込んでいますね。

——Webtoonの男性向け作品の編集は、特撮ヒーローについての知識が役立つ部分が多いように感じますね。

僕自身は「男性向けの俺TUEEE作品が、特撮と親和性が高い」と提唱しているのですが、周囲はまだ懐疑的ですね(笑)
ただ、僕自身はいくつか役立っているポイントもあるように感じています。
たとえば、キャラクターや武器のデザインなどですね。Webtoonは「あえてこだわらないことで受け入れられやすくする」というスナックカルチャー的な部分がまだあると考えているのですが、僕の場合はディテールにかなりこだわっています。線画担当のクリエイターさんも、3Dで武器のデザインをモデリングして見せてくれることがありますね。

キャラクターの登場のさせ方や、ストーリーのリズム感もそうですね。編集者同士のフィードバックで「青山らしいね」と言われることがよくあるので、特撮のDNAのようなものが自然と入っている部分があるのかもしれません。

ほかの編集者に新鮮さを与えられた理由

——青山さんは大人になってからの趣味ではなく、子どもの頃からずっと特撮ヒーローが好きだったのですか?

そうですね。ただ、小学校にもなると周囲の子たちはどんどん特撮ヒーローを観なくなるので、本当にただただ僕一人で観続けていましたね。友達と遊ぶことももちろんありましたし、野球なども好きで観戦したりプレーしたりもしていましたが、「この時間だけは絶対にテレビの前で観る」と決めて特撮ヒーローを観ていました。

中学高校時代も、とくに自分の特撮好きを隠していたわけではないですし、周囲からとやかく言われることもありませんでしたが、同じ熱量で話せる人はほとんどいなかったですね。

大学生や社会人になってからやっと、SNSなどで同じ趣味の人たちを見つけるまでは、理解されているという感覚を持つこともありませんでした。

でも、それが僕にとっては当たり前のことだったんですよね。すでに特撮は生活の一部として摂取していますし、とくに誰かと分かち合わなくても「好きだから観る」という感覚です。

新卒で映像の世界に入ったのも、特撮ヒーロー好きが大きく影響していますね。やはり「いつか自分の手でつくってみたい」という気持ちがあったように思います。

——自分だけが持ち続けている趣味や好みがあることが編集でも強みがあるように思います。

実際、好みの演出や、作品を見る観点に対する癖(へき)のようなものが、ほかの編集者には新鮮なことがあるように思います。先に話した「青山らしい」はそういうところから出るフィードバックですよね。

ソラジマ向きの要素は「自分だけの視点」

——青山さんが考える「ソラジマ編集者に向いている人」とはどんな人ですか?

自分なりのロジックをしっかり持って物事を進めていける人、でしょうか。
ソラジマはとにかく編集者の裁量が大きく、入社したその日からできることが多いですし、本当に面白い企画であればすぐに連載まで持っていくことができます。
自分自身のロジックを持って取り組める人が成果を出しやすい環境ではないかと思いますね。
あとは、とにかくエンタメが好き!という情熱を持った人ですね。
これは漫画に限った気持ちでなくてもよいと思います。アニメでも映画でも、音楽でも、エンタメに関わって仕事をしたい、関わっていることが好きという人が、ソラジマ編集者には多いです。

ロジックと情熱の両輪が揃っている人は、ソラジマにハマる人材だと感じます。

——青山さん自身も、「ソラジマ向きな要素」を持っていると感じますか?

とにかく特撮が好きということもあって、エンタメに対する情熱はあると感じています。どちらかといえば、その片輪でなんとか漕いでいるという感じでしょうか(笑)
僕は最初からロジカルに組み立てて進める、というよりも、とにかく動きながら考えるタイプなので、失敗も重ねつつ改善のPDCAサイクルを回しています。ただ、そういった人はそういった人で、ソラジマ向きであると感じますね。

自分なりの視点をしっかりと持ち合わせている人であれば、「ソラジマ向きである」といえる気がします。たとえば、ソラジマの編集者は漫画の編集経験がなかった人が多いですが、逆に未経験なりの視点で捉える力がある、などですね。

特撮の歴史に名を刻むために

——それでは最後に、青山さんの「誰もがバカにする大きな夢」を教えてください!

僕のバカ夢は、大きく2つあります。

まず1つが、プロ野球の球団などとコラボできるくらいのヒット作を生み出すことです。

先ほど、野球をやっていたことがあると話したのですが、現在も日ハムのファンで一昨年はエスコンフィールドに観戦に行きました。その際、他社のヒット作がコラボしているのを見て、死ぬほどうらやましかったんです。
ちょうど父親と観戦していたのですが、もしこれが自分の担当した漫画だったら父親も喜んでくれるだろうし、認めてくれるだろうなと感じて、なおさらに「自分が担当した漫画もいつかここでコラボしてやる」と思いましたね。

——もう1つの夢はなんでしょうか?

もう1つは、とにかく大きな、野望のような夢です。「令和の石ノ森章太郎を生み出す」ことをこのソラジマで実現したいと思っています。

担当作品を特撮の世界とつなげて、ゆくゆくは大好きな石ノ森先生が生み出してきたエンタメ作品を超えるくらいの作品をつくりたいですね。
特撮はその作品になんらかの形で関わると、一生その作品のクレジットに名前が残るので、特撮の歴史に自分の名前を刻みたいという、少し個人的な夢も含まれています。

そのためには、多くのヒット作を生み出し、ソラジマをもっと大きな会社に押し上げることが必要です。
僕がWebtoonに対して日々感じている面白さや可能性をしっかりと捉えて、それらを1つ1つ成し遂げていけたらと考えています。

青山さんが担当されている作品

本日(2025年4/11)、11話目が更新されるので是非ご覧ください。

おわりに

漫画やWebtoonを通して自分自身が持つ夢を叶えたい!その気持ちはソラジマで大きな武器になります。

また、これまで漫画以外の分野で大きく興味を持ったものがあれば、そこで培った知識などが編集者として活躍する際に役立ってくれることも多々あるのです。

もし、自分の好きなことや得意分野がソラジマで編集者の業務に活かせそうだと思ったならば、ぜひ私たちと一緒に、今世紀を代表するコンテンツを創出する未来を実現させてみませんか?

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