編集者
2024.02.25
インターン中にヒット作を生み出す「学生マンガ編集者」爆誕!両立は?進路は?突撃取材
学生インターンも活躍中のソラジマの「編集者」職。このたび、ヒット作『宝石少女は涙を流さない』初代編集者を務めた学生インターン・M井さんが「四大出版社」に内定を決めました。
約1年間のインターン期間のあいだに、学業・就活・ソラジマでの編集者業務を両立。今回はそんなM井さんに、インタビューに答えてもらいました。
出版社に就職したい、編集者になりたいと思っている方へ。M井さんの経験したソラジマのインターンをぜひチェックしていってください。
ソラジマのインターンに参加したキッカケ
ソラジマの学生インターンに参加したきっかけを教えてください。
M井:高校生の頃から「編集者」を志望していて、そのために出版社が集まる東京の大学に進学しました。就活の時期になり、就活をすればするほど「編集者の経験がすぐにできるなら、早いうちから挑戦しておきたい!」という気持ちが強くなっていったんです。
高校生のときから編集者志望だったのですね。
M井:そうなんです。ソラジマは学生インターンも募集しているので、一刻も早く編集者になれるなら参加させてほしい!と思い応募しました。
担当作『宝石少女は涙を流さない』について
2022年ピッコマ最大のヒットとなった『宝石少女は涙を流さない』の編集者として活躍したM井さん。実際にはどのような業務をしていましたか?
M井:「作品にとっていいと思ったもの、必要だと思ったものはなんでもやる」というのがソラジマのカルチャーなので……作品に関わること全般ですね。
編集はもちろん、立ち上げ、制作進行の管理、売り上げの見込み、プラットフォームに合うか合わないかの判断など、作品に関わる部分は全て担当しました。
作品を作り上げるにあたり、クリエイターさんたちとの協力が必要不可欠かと思います。編集者として、業務を進める中で心がけていたことはありますか?
M井:編集の仕事はクリエイティブありき。「尊敬」「感謝」この2つをとにかく忘れずに進めていました。
尊敬と感謝……!この2つについて、順番に詳しくうかがわせてください。まず「尊敬」について。
M井:作品があるのは、すべてクリエイターさんのおかげです。
作品自体もクリエイターさんたちが作っているもの。原案もですし、クリエイターさんの発想がなければ私はなにもできません……。発想と技術への「尊敬」の想いがとても強いです。
「感謝」についてはいかがでしょうか。
M井:編集者として、制作進行の管理やスケジューリングはもちろんしっかりします。
しかし、そのなかでクリエイターさんたちにも、私のほうの業務に気を遣っていただいたり、たくさん助けていただいたりもしました。本当に感謝しています。
M井さんがクリエイターさんたちと一丸になって作品制作に関わってきたということが伝わってきます。M井さんの感謝と尊敬の気持ちがクリエイターさんたちにも伝わって、ヒット作誕生に結びついたのですね。
M井:作品をたくさんの方に読んでいただけて嬉しいです。未熟な部分も多かったのでご迷惑おかけすることもあったかと思いますが、いい方向に進んでよかったなと思います!
ただ、私が学生インターンだということは聞かれない限りはクリエイターさんたちに伝えていなかったので、この記事を読んでびっくりされる方もいるかも……驚かせてしまってすみません……。ソラジマは「学生かどうか」という垣根なく働ける職場なんです。
では、そんなM井さんが担当した作品『宝石少女は涙を流さない』が2022年のピッコマ最大ヒットとなったご感想をお聞きしたいです。
M井:「うれしい」ももちろんありますが、「よかった」という気持ちも強いです。
作品は、そこに 携わる方々が1分1秒使って書いてくださっているもの。
編集者は、読者さんに向けて「どのように作品を出すのか」という方向づけを任せてもらっている立場だと感じます。
自分でもいろいろな分析をして読者さんに届くよう方向づけしていくけれど、その作品がどうなるのかは実際に世に出してみないとわかりません。
自分の方向づけが間違ってなかったんだ!ということ、クリエイターさんたちが作り上げた世界観を最大出力で伝えられたということが、本当によかったです。
作品を出すまでどうなるのかわからないというのは、エンタメ作品の面白さでもあり怖さでもありますね……!
M井:企画作家さんの作り出す『宝石少女』の世界観が本当に素敵だったので、それが1人でも多くの読者さんに届いた!というのが本当に嬉しいです!
卒業後の進路について
編集者への道を志望していたことから、ソラジマへのインターンを決めたM井さん。実際に進路を考えるうえで、ソラジマでのインターンでの経験は影響しましたか?
M井:ソラジマで同じ志をもった人たちと働くなかで、「いい仕事だな」「これからも編集者としてやっていきたい」と改めて感じました。進路先に行く前に、実体験を通じて業界の解像度もどっぷり上がったように思います。
特にこれは大変だったということがあれば教えてください。
M井:「原作者さんの作り上げた世界観を、クリエイターさんに橋渡しする作業」が、大変だったというか、時間を掛けた部分です。
クリエイターさんの人数が多いので、原作者さんの作り上げた作品の世界観を原稿にどう埋め込んでいくか?どう伝えるのか?に腐心しました。
自分の言葉ややり方1つでクリエイターさんの仕事が大きく変わってしまう、という「最高責任者」としての責任の大きさを感じました。
世界観という抽象的なものを言語化する段階ですでにとっても難しい作業ですよね。クリエイターさんたちとの打ち合わせというのは、基本的には文字でのやりとりなのでしょうか?
M井:編集者によりますが、私の場合はそうでした。企画作家さんとは電話で打ち合わせをするのですが、クリエイターさんとは最初だけ電話で話して、以降は文字でのやりとりです。対面で話す機会はないですね。
なおさら「世界観の共有」は編集者である今井さんの手腕にかかってきますね……!
その「橋渡し」の経験から、学んだことや身についたことはありますか?
M井:「責任をもって方向づけしていく」「橋渡しをしていく」という意識は、今後どの仕事にも意識するべきこととひしひしと感じました。
実際にリリースされた作品を読んでみて、作品を読者のみなさんに「好き」と思ってもらうには「世界観の濃さや特徴を落とし込んでいくこと」が大事なのだと改めて思ったので……今後作品をもつことがあれば意識していきたいと思っています。
こういった「実際にやってみないとわからないこと」をたくさん体験できること、最高責任者として実践できることが、ソラジマで学べた大きなものの1つです。
学生業と編集業との両立について
学生をしつつ、編集者としてヒット作を生み出したM井さん。どのように両立していたのか気になります!ぜひ、1日の流れを教えてください。
M井:ずっと作品のことを考えて過ごしていました……!
大学の授業がある日は、
朝起きたらまず……マンガ読んで……(笑)
そのあと通知をチェックして、急ぎのものには返事。
今日やることのピックアップをして、ソラジマの仕事をします。
12時くらいに大学に行き、お昼ご飯。
13時半~17時頃にゼミでの研究や、授業を受けて、帰宅。
そのあとにまたソラジマの業務をしていました。
大学のほうも、たくさんコマがあったわけではなかったのですが、ソラジマのインターンを初めてすぐのころはバイトもしていたので、バイトの休憩時間にソラジマの業務をしていた時期もありました(笑)
4足の草鞋ですね!(笑)
ソラジマでのインターン、オススメできる?!
M井さんにとって、ソラジマはどのような会社ですか?
M井:「個人の力を信じてくれる会社」です。
ソラジマでは、学生・未経験でも「作品にとっていいと思ったことはどんどんやらせてもらえる」。けれどそれは、一定の予算や裁量が一学生である私に任されるということでもあります。それって、才能を信じてもらうということだと思うんです。
才能があるのかもわからない私を、面接で話しただけなのに私を信じて採用してくれて……ソラジマは、私のポテンシャルを信用してくれた会社です。
では、そんなソラジマのインターン。どんな人に向いていると思いますか?
M井:一番は「熱量と責任感のある人」です。学生だとしたら、作品をよくするためにどれくらい試行錯誤できるか、作品をよくするために熱量をかけられる人が向いていると思います!
確かに今井さんのお話からも「熱量」がバシバシ伝わってきます……!
では、正直に教えてください……大手出版社への就職を検討している人に、ソラジマのインターンはオススメできますか?
M井:オススメできます!
即答!
M井:エンタメ関係でこれだけ実践的なインターンはないと思います。責任をもって、作品を作る・売るという経験はなかなかできることではない。
そういう機会をソラジマが与えてくれるので、責任感がある事が前提ですが本当に志している方は、挑戦してみてください。
最後に、ソラジマでのインターンを検討している人にメッセージをお願いします!
M井:学生の立場でも裁量権を持ってやらせてもらえる貴重な場を、ソラジマは与えてくれます。本気で制作に携わりたい方、編集者を志している方は、ぜひ挑戦してみてください!
M井さん、本日はありがとうございました!残りの大学生活を楽しみつつ、4月からの新生活も頑張ってください、応援しています!
次にヒット作を生み出すインターン編集者はあなたかも
出版社志望・編集者志望の方へ。
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