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2023.11.01

「ソラジマの漫画編集者インターンは、出版社への就活で役立つ力が身につく」と語る

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「就活生にしたら、確かにメリットだらけな気はしますね」

そう分析したのは、ソラジマでWebtoon編集者として活躍する芝さん。惜しくも現役時代は大手出版社の編集者になるチャンスは逃してしまったものの、最終面接までコマを進めた経験のある芝さんに「ソラジマのインターンで得られるスキル」について伺いました。

ソラジマのインターンでは、大きい責任を背負う一方で、かけがえのない能力が身につけられると芝さんは語ります。ソラジマのインターンでは、一体どのようなスキルが得られるのでしょうか?

インタビューをする人:萩原 鼓十郎
株式会社ソラジマの創業者かつCEO。2022年は、運営するWebtoonスタジオの「ソラジマ」にて「アルファベットプロジェクト」で大きな勝負を仕掛ける。

インタビューを受けた人:芝 謙介
株式会社ソラジマのWebtoon編集者。学生時代は飲食業界のアルバイトや営業のインターンを経験。2021年9月に早稲田大学商学部を卒業したのち、編集者としてソラジマに入社する。

※この記事はYoutubeチャンネル「出版就活チャンネル」内で公開されている「【漫画編集者にチャレンジしませんか!?】22卒出版社志望が語る、漫画編集者の長期インターンで得られるスキル・経験は?【漫画編集者】」において行われたインタビューを基に作成された記事です。

ソラジマでは誰もが「プロの漫画編集者」

萩原:本日は「ソラジマのインターン」について、芝さんからお話を伺います。よろしくお願いします。

芝:よろしくお願いします。改めまして、芝です。学生時代には出版業界で就活をしていましたが、全部落ちてしまったという経歴があります。今はソラジマでWebtoon編集者をしています。

萩原:結果的に全部落ちたとはいえ、出版社の最終面接を経験した実力者です。インターン志望者のみなさんには、ぜひ先輩にOB訪問していると思ってお話を聞いていただきたいと思います。

芝:よろしくお願いします。

萩原:ソラジマは社会人・学生関係なく、1人1人に「漫画編集者のプロとして」働いていただいています。

今回は、ソラジマでのインターンは「どういう仕事をするのか」そして「どういう力が身につくのか」を、芝さんにインタビューしました。現役のWebtoon編集者が語る、インターンの魅力をご覧ください。

現役のWebtoon編集者は、志望者のここを見る

萩原:まずは選考について教えてください。ソラジマには、大きく分けて4つの選考プロセスがあります。芝さんがWebtoon編集者として「こういう人が通るんじゃないか」と感じるポイントはありますか?

芝:そうですね、やっぱり「お金のことを考えられている人」には注目しています。

萩原:「ビジネスとして漫画を作ることを考えている」という視点は大切ですからね。もう少しこの話題を掘り下げていきたいのですが、「お金のことを考えられている人」について具体例はありますか?

芝:例えば、企画プレゼンがあったとします。そこで「自分は○○という物語が面白いと思うし、○○という物語は今までにないから絶対に売れると思います」という進め方だと編集者にも読者にも響きません。

一方で「○○という物語が流行っていて、それらの作品のエッセンスはこういうところです。それを取り入れた作品を作れば絶対に響きます」という進め方のほうが企画として筋が通っています。

萩原:確かにそうですね。今のソラジマのやり方は「分析」に力を入れているので、「なぜこの作品が人気なのか」という点にフォーカスをあてて企画を進めていくのは大切だと思います。

以前公開した芝さんの動画では、「作品をなぜ面白いと思うか」と出版社の面接で聞かれていました。そういう質問をされるということは、もしかすると出版社での作品作りにおいても「分析」が行われた上で「ヒットを狙いながら作品を作る」というケースが多いかもしれないですね。

芝:そうかもしれませんね。

漫画編集者としての仕事は企画から始まる

萩原:ソラジマでの選考が終わり、漫画編集者としてデビューすると決まったら、具体的にはどのような仕事をするんですか?

芝:まずは企画の立案から始めます。

萩原:「私はこの作品を作りたいです」と手を挙げることから始める、ということですか?

芝:そうです。ただし最後の工程まで1人でやり切る必要はありません。

最初から脚本家さんに企画を作ってもらう場合もあれば、自分だけで企画を作って「この企画で話を書いてください」と脚本家さんの力を借りて企画を完成させる場合もあります。

萩原:なるほど。現在、芝さんは今不倫ものの作品を作っていますよね。この企画は「不倫ものをやりたい」というスタート地点から始まり、何人かの脚本家さんに声をかけたケースの企画だと思いますが、合ってますか?

芝:合っています。

萩原:そして脚本家さんが上げてきてくれた企画書のなかから、芝さんが一番面白そうだなと思ったものを選んで、その人と進めていく。

芝:そうですね。もしも企画書に粗があったとしても、脚本家さんと直接やりとりしてブラッシュアップしていって本格的に採用する場合もあります。

萩原:企画書ができて、制作に本腰を入れるタイミングになったらチームを集める、という流れですか?

芝:そうですね。ソラジマのWebtoonは「ネーム」「線画」「着彩」「背景」「仕上げ」が分業制なので、脚本ができたら次はネームへ、ネームができたら次は線画へ、というようにチームが広がっていきます。そのスタート地点が脚本の完成なんです。

なによりも「漫画を作りたい気持ち」が大切


萩原:ちなみに、Webtoon制作の1チームって何人ぐらいなのですか?

芝:チームによって数は違うのですが、大体10人前後で構成されています。

萩原:漫画編集者は10人と個別に向き合いながら、分業制を円滑に動かすような仕組みを作っていくんですね。

芝:はい。

萩原:形を探りながら作業をしていって、10話くらいのストックが溜まってくると公開の流れになっていく。公開して一定の目標を達成すると、週に1話更新を習慣づけて連載を続けていくという感じですか?

芝:そうです。

萩原:経営者の視点から見ても大変そうだと思うのですが、学生でもできるのですか?

芝:そうですね。みんな「漫画を作りたいという熱い想い」に突き動かされています。

萩原:なるほど(笑)。芝さん自身の苦労エピソードはありますか?

芝:実は、僕はそんなに苦労してないです。漫画を作りたいと思ったら漫画を作れる環境にいられたので、気持ちと環境にすれ違いなく目標に突き進むことができました。

ソラジマに向いている人にある、2つの素質

萩原:ソラジマに向いている人の特徴はありますか?

芝:「自分で考えて動ける人」と「ものおじしない人」が向いていると思っています。

芝:ソラジマにはこういうやり方でやってくださいっていうルールがほとんどないんです。それこそさっきの企画の作り方に関してもルールはなくて「面白い企画が作れれば決まったやり方じゃなくても全然大丈夫です」っていう会社なので。

そして脚本家さんとか作家さんは自分より年齢層が高い場合が多いので、そういう方たちとやりとりするのに「こうしてください」って言える度胸が大切です。

萩原:そうですよね。仮に大学生相手でも、脚本家さんからしたら「1人のソラジマ編集者」……「担当を1個持っている人」として接しているわけですから、そこで「ものおじせずにできるか」というのは大切ですよね。

芝:そうなんです。

残念ながら、向いていない人もいる

萩原:逆に、向いていない人はどんな人ですか?

芝:「インプットにあまり前向きじゃない人」ですね。Webtoon作品を読んでいて欲しいですが、それだけでなく、いろんなエンタメ作品を見るのも読むのも好きな人が理想的です。

萩原:そうですね。ソラジマは社会人メンバーを中心に大量のインプットがあるっていうのがスタンダードなので、そういう場所に「学びたい」という意気込みで来るとギャップを感じてしまうかもしれない。

何もかも教えてもらえるわけじゃないので「ゴリゴリ自分でやってね」というスタンスが合うかどうか、お互いに見極める必要があると思います。

芝:そうなんです。

ソラジマのインターンはメリットだらけ

萩原:芝さんが思う「出版業界を目指す学生にソラジマのインターンをオススメするポイント」は何ですか?

芝:かならず「漫画作りに携われる」というところです。

出版社に入るためには「新卒」であるか「編集者経験○年以上の方が転職する」しかありません。そして基本的には「新卒で何かしらの編集業務に携われないと漫画には関われない」というのが現実です。

それがソラジマでは「未経験からの転職」でも「大学生インターン」でも誰でも漫画の編集者として働ける、というのはオススメポイントだと思います。

萩原:ハードルは一番低いかもしれないですね。出版社での面接で求められる「なんで面白いかをいろんな人に説明する能力」のような「プレゼン能力」はソラジマのインターンでも培われると思います。

芝:そうですね。

萩原:将来的に出版社志望で就活するのなら、「面接を通る」っていう短期的な目標をクリアするためには有益なインターンになるかもしれませんね。

芝:そうですね。就活生にしたらソラジマのインターンは確かにメリットだらけな気がします。

萩原:それに直接的ではないですが、ソラジマの株主には「集英社」や「小学館」がいるので、仕事で一緒になる機会があるかもしれません。そういう人たちとの関係が築けるかもしれないというのも、メリットかもしれないですね。

芝:そうかもしれません。

ソラジマはインターン生を募集しています!

萩原:芝さん、ありがとうございました。ソラジマはインターンを募集してますので、気になる就活生のみなさんはご応募ください。

芝:ありがとうございました。

ソラジマでは世界ヒットを目指す「Webtoonマンガ編集者」と「Webtoonクリエイター」を募集しています。

Webtoonマンガ編集者は、仕事のイメージは作品の総責任者 ”映画監督” が近いです。

作品における「最高責任者」として、制作管理だけでなく「どんな作品にしていくのか」「どうすればヒットするのか」といった作品の根幹に関わります。

全ての意思決定を行っていく、クリエイティブ色がとても強いポジションになっています!

<こんな方を求めていています>
・マンガやエンタメが好きでいつもマンガやエンタメに触れている方
・エンタメに関する仕事をやりたかったけど別業種で働いていてモヤモヤしている方
・企画から自分で創りたいと思っている方
・チームで何か創りたい方

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