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2024.02.24

編集者採用試験を受けようと思っているあなたへ。突破者が語る「ソラジマの採用試験」とは

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ソラジマ編集者の採用試験には、どのような対策が必要なのでしょうか?

実際にソラジマ編集者として第一線で活躍中の有泉さんと桝平さん、2名の選考通過者に取材を行いました。この記事では、彼らがどのような思考や準備をしたのか、そして選考フローでの体験をご紹介します。言語化のスキル、マーケットインの思考……選考を乗り越えるための鍵が明らかに!「試験突破者」目線からのエピソードが気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

ソラジマ編集者採用試験:試験対策は何をすればいい?

お2人は編集者採用試験を受けるにあたって、事前に試験対策などはされていましたか?

有泉さん:実は、僕は対策らしい対策はしていませんでした。
ただ今振り返ってみると、前職のコピーライターの時にやっていたことが自然と対策になっていた気がしますね。映画やアニメを観たり、マンガを読んだりしたら、それがなぜ面白いのかを分析してノートにつけていくことを日常的にやっていたんです。言語化の基本のキというところで、例えばビール販売する時に「このビール、何がいいんですか?」と聞かれたら、パッと魅力をアピールできるように。
新卒で入社した会社で今までずっと自分がいいなあ、面白いなあ、と感じたことをきちんと言語化する癖をつけていたので、どこがどう面白くて、どこがどう読者に刺さっているのか、と問われた時に理由を言語化して説明することは苦になりませんでした。そうやって日々訓練できていたことが良かったのかな、と思います。

桝平さん:私はソラジマがマーケットインの思考で市場を見ながら作品を創っている会社だ、という仮説を立てて対策を練っていました。
あらかじめソラジマのYouTubeやnoteを見てマーケットインの思考が重要なことはわかっていたので、「市場を知って分析している」とアピールすることを意識しましたね。今のトレンドに合うものを創ることだったり、私だったらこうする、と言えるように準備することを心がけていました。
あと、有泉さんが仰った言語化という面でいうと、私も前職で美容関係の営業や、お客様に1対1でプランニングするといった仕事をしていたので、その経験が活きているのかもしれません。特定のメニューをお客様におすすめして、魅力を理解してもらうにはどう説明したらいいだろう、とずっと考えていたので、わかりやすく説明することに関してはあまり苦手意識はありませんでしたね。

選考フロー:人事面談~マンガ分析試験

それでは、選考フローの初めのステップとして人事面談について教えていただけますか?

有泉さん:人事面談では一般的にもよく聞かれる経歴や職歴と、一番好きなマンガを教えてください、だったり「ソラジマに入社したらどんな作品を創りたいか」みたいな部分は結構聞かれていました。
すごく印象的だったのは、ソラジマが掲げている「MISSION」、つまり「今世紀を代表するコンテンツを創る――。」これは本気で言ってるからね、という熱さです。ソラジマは会社として本気で取り組んでいるけど、あなたはどうですか、と問われている感じの空気感がありました。カルチャーに合っているかどうかを見ている、という言い方が近い気がします。仮にカルチャーに合わないのに入社したとしても、周りの熱についていけなくてメンタルが潰れてしまう、なんてこともありそうだなと思うので、そこを見られていたのかなと思います。

桝平さん:選考フローを通してカルチャーについては詳しく説明されて、こういう想いでやっていますよ、ときちんと提示してくれていましたよね。共感できるかどうかはあなた次第ですよ、と。

有泉さん:そういう大事な気持ちや姿勢をカルチャーとして言語化しているのが、ソラジマの良さですよね。

桝平さん:試験自体も、落とすためにやっているって感じは受けませんでしたね。
本当に、応募者のwiltとソラジマのwilltがマッチするのかの擦り合わせを結構ガチでやってくれている印象でした。それこそ、人事面談で「この会社に入って何がしたいですか?」という質問はあったんですけど、多くの企業にあるようなテンプレート的な質問ではなくて、ソラジマと合うかどうかをお互いのためにきちんと解像度を上げてくれるようなやり取りでした。

続いて、マンガ分析試験についてもどういった内容だったのかお聞きしたいです。

桝平さん:マンガ分析試験は、Webtoonの中でもヒットしている作品はどうして売れているのか、どういう構成になっているのか。あるいは、これまでにソラジマで作った作品をもっと良くするためには、あなたならどう編集しますか、といった質問をされました。
私はWebtoon業界をわりと横断的に見ていたんですが、こういう分析試験があったのはソラジマだけかもしれません。

有泉さん:僕も、代表的なWebtoon作品を読んでなぜ売れているのかを説明する感じでした。あと、ソラジマ作品のバナーをより良いものにするにはどうしたらいいか、アイデアを出すというものもありましたね。

選考フロー:オリジナル企画プレゼン

次の企画プレゼンはソラジマの選考フローの中でもかなり大きな山場のように思いますが、実際の選考はいかがでしたか?

有泉さん:僕は、「売れる」と「売れる」の掛け算で勝負しました。
まず、今Webtoonで売れているジャンルを絞り込んで、その中からヒット作をピックアップしたんです。そしてそこへ、Webtoonではまだやられていないけど、今世の中の女性たちにウケているゲームを引っ張ってきてミックスしたんです。Webtoonで流行っているフォーマットと、ゲーム業界で女性にウケてるゲームをくっつけたら売れるだろう、と考えて企画書を作りました。

桝平さん:私の場合は、普段よく読んでいるWebtoonのコミックアプリのプラットフォームのランキングを調べるところから始めましたね。
どういうジャンルがランキングで上位にきているのかを見て、その中でも自分が好きな系統からベンチマーク作品を選びました。作品の魅力を見つけようとすると、やっぱり自分が好きな作品の方が探しやすいんです。そうやって分析して売れているポイントを明確にした上で、じゃあここの魅力を残しつつオリジナルを入れよう、と構成したものを企画プレゼンで提案しました。

プレゼンでは、採用担当の方からの質問などもありましたか?

桝平さん:「企画のここはどう考えていますか?」「これはどういうことですか?」とか、ツッコミはめちゃくちゃ入りましたね。
にこやかな雰囲気ではありつつも、隙あらば突いてくる感じで。「なんでこのキャラなの?」「なんでこの人数にしたの?」とか、「こういう設定にしている理由は何ですか?」とか、私はかなり突っ込まれました。そこできちんと「こういう意図があってこうしています」、と食らいついて説明できるかが見られている気がしました。

有泉さん:確かにかなりビシバシくるので、ツッコミを入れられた時に「その質問くると思ってました」って楽しむくらいの気持ちで臨んだ方がいいかもしれませんね。
質問された時に、自分なりに根拠があってやっていることなんだ、と説明できるかどうかが大切だと思います。ソラジマには「Why No Feedback?」がカルチャーにある通り、フィードバック文化があるので、入社してすぐに言語化できる能力があるかどうかも重要な項目なのかな、と。

桝平さん:そうですね。実際、入社後もすごく要求される能力ですし、自分で責任を持ってプレゼンできないと企画も通りませんから。

選考フロー:業務トライアル

企画プレゼンを通過すると業務トライアルに進みますが、業務トライアルは具体的にどのようなことをするんでしょうか?

桝平さん:業務トライアルでは、5日間で短期集中的に編集者のアシスタントみたいな業務をするんですけど、私は正直めちゃくちゃ大変でした。
業務トライアルって、「これをしてください」みたいな指示が本当に最初だけなんですよ。概要は教えてもらえるんですけど、今このタイミングで何をすべきかは全て自分で判断して決めなければいけない。「自分が最高責任者のつもりでこの作品に携わってください」、というスタンスで1日目がスタートするんです。
なので、過去のログを見て「ここでこうしているんだな」と把握したり、わからない用語があれば都度ググって調べたり、というのを短期間でひたすら特訓していました。教えてもらわなければ動けない、ではなく、きちんと自分で考えて行動しているかをすごく見られていたなと感じます。

有泉さん:ソラジマのカルチャーのひとつ「Freedom & Responsibility」に象徴されていますけど、今桝平さんが仰ったことって、大企業から転職してきた僕みたいな人間からすると働き方そのものが全く違うんですよ。
普通の会社なら、部長や課長から「これをやりなさい」「こういうミッションを持って、こうやって頑張りなさい」みたいな業務指示が飛んできますよね。新人はその指示をこなしつつ事業を覚える、という流れが一般的だと思います。でも、ソラジマはそもそも業務指示が存在しなくて、本当に入社初日から自分で考えて動き、ヒットを出すことを求められるんです。言い換えれば、全部自分で考えながら動く力がマストなので、業務トライアルではそこを重点的に見ている印象がありましたね。

選考フロー:メンバーインタビュー

選考フローでは最後にメンバーインタビューがありますが、メンバーインタビューとはどういったものなのでしょうか?

桝平さん:メンバーインタビューは、業務トライアルを通過した人と先輩編集者3人とでお互いにインタビューし合う時間になります。
実際に会社に来てもらって先輩編集者と直に話して、仕事についての解像度を上げつつ、ソラジマに合っているかを確認する感じですね。私もメンバーインタビューに編集者として参加したことがあるんですけど、私はその時、一緒に働いていい刺激、影響を与えてもらえる人がどうかを見るようにしていました。個人としての趣味嗜好や人間性も大事ですが、「この人がチームにいてくれたらめちゃくちゃ刺激を受けるな」と感じるような熱量があると、迎える側としては嬉しいです。

有泉さん:僕は「LOGLINE」を持って参加しているかどうかをひとつの基準にしていますね。
ソラジマ内では1.2倍という言葉がよく飛び交っているんですけど、やっぱり1.2倍の人材に来てもらいたいという気持ちが強いです。こちらが求めている以上の準備をしてくれていて、実際に話す時にもこういうふうに発言していくぞ、というのが実践できている人は、見ている側からしても「こうやって準備してきているから今の発言がくるんだな」と伝わるので、理論的に判断できる。そういう人だと、入社してからも1.2倍の働きぶりをしてくれるだろうなって期待が持てます。

桝平さん:確かに、ちょっとした飲み会でも経営者たちが「LOGLINEを持って参加しよう」と言っていたりしますからね。ソラジマのYouTubeでも取り上げられていたりするので、そういった発信にきちんと目を通していたら自然と取り組めるんじゃないでしょうか。
あとは、限られた時間でのインタビューなので、優先順位が高いものから質問してくれているかな、といった部分も見ています。最初にこういう意図でメンバーインタビューの時間を使いますよ、と伝えているので、そこを理解しながら受けてくれているかどうかも大切だと思うんです。

有泉さん:ちょっと体育会系に聞こえてしまうかもしれないんですが、気合いを入れてきているかどうかって直に話すとわかりますよね。

桝平さん:そうですね。「今日はここをクリアして帰ろう」という目標を持って取り組んでいるかどうかって、結構わかっちゃいます。
例えばサイトにはこういう働き方だ、って書いてあったけど実際に聞かないとわからないところって、やってみると出てくると思うんですよ。そういう働き方の解像度を上げる部分であったり、自分でイメージしきれていないところを明確にしようとか、そのあたりをきちんと決めてきている人は「今日はここを持ち帰ろうとしているんだな」って伝わるんです。

有泉さん:確かに。逆に、何も持たずに「言われたので来ました」だと、あまりそういう人が自立的に動けるイメージはないですね。
こういうことをソラジマでは「LOGLINEを持って参加する」と言うんですけど、その回のメンバーインタビューで自分はこれを達成して帰ろう、っていうのを持っているかは大切です。目標があるかどうかでも、熱量にはすごい差が出るんですよ。

これから選考に挑む方へ~選考通過者からのアドバイス

最後に、これから選考に挑む方へのアドバイスをいただけますか?

有泉さん:選考フローでは、本当に働いている気持ちで取り組むことが大事だと思います。
何ヶ月後には自分がここで働いているんだ、と思っていた方が準備も全力でできるし、採用担当者もきちんと見てくれるので。ソラジマって選考フローに1ヶ月かけますけど、1ヶ月やりきることができれば、働き始めてからやっぱり無理だ、となることもないんじゃないかなと。

桝平さん:1ヶ月って結構すごいですよね。1人の応募者に対してこんなに時間をかけるんだ、というところからソラジマの本気度が伝わりましたし、だからこそ応募者の本気度をソラジマも見たがっているんだな、と感じました。
それに、編集者採用試験の内容って、入社してから全部やることなんです。だから、選考フローに全力で取り組むことで入社してからも楽しめるか、本当に試験の内容をずっとやっていけるか、やっていきたいと思えるか。そういう自分自身とのマッチ具合も確認する機会にして欲しいです。
あと、採用ではクリエイティブ能力とカルチャーフィットの二軸で見ているのも重要なポイントだと思います。カルチャーフィットというのは、この人は作品のフィードバックをきちんと出してくれるかな、とか自立的に動けるかな、といった部分のことです。特に、カルチャーフィットの中でも「Be a Pro」、プロ意識を持って業務に臨めるかどうかはよく見られるので、きちんと自己分析をしておくことをおすすめします。

有泉さん:そういう意味でも、選考フローに入る前にソラジマのカルチャーや、どういう会社なのかは見ておくべきですね。
僕は、今桝平さんに挙げていただいた「Be a Pro」がソラジマの中でもひときわ大事にされている印象を受けているんです。「Be a Pro」は簡単にいえばその人がソラジマで働いていることで周りにいい影響を与えられているか、ということ。だから選考の段階から「こんなふうにあなたに刺激を与えられますよ」とアピールするような分析や企画プレゼンをすると、「この人がソラジマに来てくれたらいい影響を与えてくれそうだ」と感じさせることができるんじゃないかと思います。

有泉さん、桝平さん、貴重なお話ありがとうございました!

編集者採用試験に対するイメージは湧いてきたでしょうか?

自分も編集者に挑戦してみたい!2人といっしょに働きたい!そんな想いをもったそこのあなた。ぜひお気軽にご連絡ください。

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