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2024.06.14

【ラノベ作家がなぜ編集者に?】未経験でソラジマに飛び込んだ理由とは【編集者 TAKAGI】

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はじめに

「漫画の編集者」という職業に、どのようなイメージを持っていますか?
漫画が好きで編集者の仕事に興味があっても、「未経験から働くのは難しそう」「自分が向いているのかわからない」そう考えて、挑戦することに二の足を踏んでしまう人は多いはず。
実はソラジマでは、これまで編集者経験がなかった編集者がたくさん活躍しています。
『宝石少女は涙を流さない』『推しの執着心を舐めていた』などのヒット作を手がける編集者・高木さんもその1人。
編集者になる前は、ライトノベル作家と営業職という二足のわらじで活動していたという高木さん。未経験ながらソラジマの編集者としての一歩を踏み出したきっかけはなんだったのでしょうか。

【この記事はこんな人におすすめ】

・ソラジマで働いている人のバックグラウンドが知りたい

・編集者に向いているのはどんな人なのかを知りたい

・ソラジマでどんな夢が叶えられるのか知りたい

高木さんが「編集者として」ソラジマ入社を決めた理由

高木さんが、ソラジマに入社しようとした理由はなんでしょうか?

高木さん(以下、高木):私はライトノベルの作家活動をしている時間が長く、「このまま1人で活動していくのか」と漠然とした不安を感じることがあったんですね。そのようなモヤモヤとした状況の中で、ソラジマの同年代の編集者たち同士が切磋琢磨している姿をWebなどで目にしたことがきっかけです。

自分だったら、ソラジマでさらに成長できるのは?と成長環境を求めて入社しました。

作家活動をしていたということですが、クリエイターではなく編集者への応募だったのですね。

高木:社会人1〜3年目の中盤まで、作家活動と並行して営業の仕事をずっとしていたのですが、結構営業の仕事も楽しんでやらせてもらっていました。
自分が楽しめるビジネススキルと、作家活動というクリエイティブスキルを合致させてできる仕事はなんだろうと考えたとき、編集という仕事がしっくりきたという感じですね。

編集者という仕事自体は未経験の中、不安はなかったですか?

高木:ソラジマは、未経験の編集者採用をしているというポイントを情報として押し出しているところがあったので、むしろクリエイターとしてやってきた自分が活躍しなくてどうする?という気概を持っていました。

商業作家として5年ほどやっているので、そこで培われた自分で作品を作る楽しさも厳しさも体験してきた自負が、「ソラジマに入るぞ」という一歩を踏み出させてくれた気がします。

ソラジマではどんなことをやっている?

高木さんは現在、ソラジマでどのようなジャンルを担当していますか?

高木:私は「女性向け」作品を中心に編集を担当しています。

現在のところ、連載完結した作品が2作品、連載中の作品が1作品、仕込み中の作品が3作品あるのですが、すべて女性向けですね。

女性向けというジャンルは、自分自身で希望したジャンルなのでしょうか?

高木:私が入社した当時、男性がロマンスファンタジーや女性向けの作品を担当するという例がソラジマにはあまりなかったんですよね。男性でもこのジャンルでヒットを出せるんだという空気にしてくれないかというミッションを、入社直前に渡されたようなイメージです。

多少プレッシャーもありましたが、それ以上にやってやろうという気持ちが大きかったと思います。

作家活動が活かされている編集者としての仕事

作家活動をされているとき、漠然とした不安を感じていたと話していましたが、その不安はどんなところにあったのでしょうか?

高木:ライトノベルは納期までの2〜3ヶ月、ずっと1人でパソコンに向かって執筆するんですよね。そういう状況が続くと、面白いと思って書いているはずのものに対して「これは本当に面白いのか」「もっと面白く書けるんじゃないか」という葛藤が出てきます。

そして、面白く書けたとしても、「1人だけで原稿に向き合う生活の中、自分が成長していける」という未来が見えていない部分がありました。それらが漠然とした不安を呼んでいる部分はあったように思います。

やはりずっと1人で作業しているので、考える時間が多い分、どうしてもそういうことを考えてしまっていましたね。ライトノベルにも編集者はつきますが、私は成果物のクオリティを高く保って編集の方の労力を極力減らしたいというタイプだったので、打ち合わせの機会も少ないほうでした。

作家活動で得た葛藤や経験が、現在の編集者の仕事に活きている部分はありますか?

高木:Webtoonの場合は基本的に週刊連載なので、クリエイターとの連絡頻度は小説・月間連載と比較すると高いです。そういった側面では、「孤独感」を感じさせていることは少ないかなと思います。

作品に対する不安を取り除くという面でいえば、一つの成果物ごとにポジティブな言葉をかけることを意識しています。「あなたの作品はちゃんと面白いんですよ」というところを伝えてあげたいんですよね。

担当作家さんによっては自身の作家活動の情報を開示し、こちら側の賛美・提案に信頼感を持っていただくということもしたりします。

高校時代に訪れた転機

高木さんは子ども時代や学生時代、どんな人だったのでしょうか?

高木:漫画が好き、というのは昔から変わっていないのですが、小学校から高校1年生あたりまでは、「本当に何も考えていない男子」でしたね。頭が本当に空っぽでした(笑)

ソラジマの編集者は、若い頃から目標や想いを持って何かを頑張っていた人が多い印象なのですが、私はそうでもなかった、というのが正直なところです。

ある程度のところまでは頑張りつつ、でも別にやりたいことも特にないしな……という気持ちで過ごしていた記憶があります。

一方でライトノベルを書き始めたり、未経験の編集の仕事に飛び込んだりと行動力があるように感じます。ライトノベルを執筆するに至ったきっかけは何だったのでしょうか?

高校2年生の文化祭で、劇の脚本を書く機会がありまして、それが転機になっていますね。そのときは、自分からの立候補ではなく「お前書いてみなよ」的な男子のノリで書くことになりました。その脚本に対して多くの良い反応をもらえたのが、成功体験としてあったのだと思います。

そのあとはしばらく脚本や小説を書くことはなかったのですが、大学三年生で執筆を再開しました。私は男性向けの恋愛小説を好んで読んでいたのですが、自分の「読みたい」というニーズを満たしてくれる作品があまりなく、「じゃあ自分で書いてみるか」と思ったのが本格的に小説を書くに至ったきっかけです。

恋愛小説をよく読んでいたという部分は現在の担当ジャンルなどに活かされていますか?

高木:同じく恋愛要素があっても、私が好きで読んでいたり書いていたりするのは男性向け、担当しているので女性向けなので、むしろそこは混同しないように意識しています。Webtoonは、ターゲットによってニーズがキッパリ分かれている傾向があるので。

現在は作家としての自分を飼い慣らしてディレクションできていると思いますが、編集者を始めた当時は特に気をつけていましたね。

高木さんが考えるソラジマ向きな人

高木さんは、ソラジマの編集者にはどんな人が向いていると考えていますか?

高木:「ルールに縛られず自走力のある人」が向いていると思います。

自分自身で「こう動いたほうが絶対にいいだろう」「こうするのが作品にとってベストだろう」という判断が自分でできて、なおかつ周囲に確認を取らずにそのまま突っ走る力がある人ですね。

「周囲に確認を取らない」というのは、会社としては珍しいですよね。どこでも「報連相を徹底しよう」という方針が定石になっている気がします。

高木:そうですよね。ソラジマでは「ソラジマベスト」「作品ベスト」という2つの要件が満たされていれば確認を取らずにガンガン進める、という人が多いです。

その2つに合致していれば、やってもいいことかどうかというのは大抵自分の判断でできることだと思いますね。

誰もがバカにする大きな夢

最後に、高木さんの「誰もがバカにする大きな夢」を教えてください。

高木:「ハリーポッターを作りたい」ですね。

もちろん、ハリーポッターのような世界観の作品を作りたいというような意味ではなく、ハリーポッターと同じくらい全世界に愛される作品を手がけてみたいと思っています。

作品を多くの人に読んでもらえる、というだけでなく、メディアミックスでさまざまな方向から作品を知ってもらえたり、それこそテーマパークに作品のアトラクションができたり……そうやって世界を巻き込んで行けるような強力なIPを作りたいですね。

おわりに

ソラジマには、未経験からでもヒット作を作れる可能性、そして大きな夢を語れる環境があります。
「最高の作品を世に出す」という目的があれば、経験者、未経験者に関わらず活躍できる土壌があるのです。未経験だから……そんな言い訳が通用しないのは、ある意味ソラジマの大きな魅力かもしれません。
アツイ気持ちを持って作品に取り組む編集者同士はもちろん、才能あふれるクリエイターの方々と切磋琢磨し、今世紀を代表するWebtoon作品を作りあげてみませんか?

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