クリエイター
2023.10.31
日本で一番クリエイターにフレンドリーなWebtoonスタジオによる「創作満足度No.1プロジェクト」始動!

こんにちは!株式会社ソラジマ共同代表・前田と申します。
今回は、今後ソラジマがWebtoonスタジオとして作家やイラストレーターなどクリエイターさんに対してどういうスタンスでいくべきなのか、またどうしていくのか…について綴りたいと思います。
ソラジマの目指すところ…「創作満足度No.1プロジェクト」の推進宣言!
僕がnoteでこのプロジェクトに関して公表しようと思ったのは、先日2/20(日)に参加したコミティアでの出来事がきっかけとなっています。

ソラジマとして持ち込むブースを設置しつつ、会場で過去お世話になった漫画家さんたちに「今ソラジマはWebtoonに力を入れてます〜」と挨拶回りをしたところ、みなさん共通して以下のような反応をされたのです。
「Webtoonねぇ…僕のとこにも話が来ましたけど実際どうなんですかね…周りのクリエイターの友人たちも不安がっていて、とりあえず僕は一歩引いて様子を見てるんですよ…」
なるほど…
Webtoonはもはや世界ではこれからの漫画の主流になっていくほどのパワーを持っていて、それに全てをかけている僕としては、最前線のクリエイターさんたちの不安を把握しきれておらず反省しました。
たしかに、これまでずっと商業誌を目指して横読み漫画に時間を費やしてきた彼らからしてみたら、Webtoonはいきなり現れたよくわからない存在でしかないのは自然なことだと思いました。
それをいくら僕らが「Webtoonは本当にアツいんですよ!一緒にやりましょうよ!」とだけ叫んでいても、不安が拭えるわけないですよね…
だから、せめてものソラジマができることは、そういったクリエイターさんたちに寄り添って「絶対に満足してもらいます」と宣言し、それを実現するための具体的施策を提示してあげることだと思いました。
それが「創作満足度No.1プロジェクト」なのです。
「創作満足度No.1プロジェクト」の4つの特徴
これから「創作満足度No.1プロジェクト」の特徴を一つずつ説明していきたいと思います。
いろいろな特徴があるのですが、お伝えしたい前提としては、このプロジェクトに一貫して通ってるのは「ソラジマとは気楽に安心して始めやすいのに、夢のあるヒットを狙える」というメッセージです。
みんながみんなWebtoonという新しい領域の誕生によって不安ななか、安心して手をつけやすく、それなのにクリエイターとして大ヒットを掴むチャンスがある…そんな理想の形をこのプロジェクトで達成したいと思います。
特徴その1 : 専属契約による囲い込みを推進しない
Webtoon市場が盛り上がれば盛り上がるほど、経営戦略として「クリエイターの囲い込み」という手法が自然と挙がってきます。
これは、取引を始める際に「先1-2年は同業他社と取引をしてはいけない」という専属契約をクリエイターさんと結ぶことで、そのクリエイターさんが他社と仕事をする権利を制限する…という方法となります。
たしかにこの戦法をとれば、優秀なクリエイターさんに自社にだけコミットしてもらうことができ、他社の機会を奪うことができます。
もちろんすでに作品が世に出て一定のヒットを出していれば「このまま一緒に突っ走りませんか…」と専属契約を交わし、二人三脚でやっていく…というのもアリだとは思います。
また、いわゆる横読みの漫画などすでに出来上がってる業界で各社が最初からクリエイターさんを専属契約で囲いに行くのもまぁわかります。
ただ、日本のWebtoon業界の現況を考えると、まだどこも目覚ましい成果を上げているわけでもありませんし、どの会社・どのスタジオがどういう色や方向性になっていくのかも定まっていません。
めちゃくちゃ極端な話になっちゃいますが、最初は女性向けを狙っていたスタジオが、途中で向き不向きに気づき男性向け作品のみやることにシフトする可能性だってあるのです。
そうなると、初期の頃に専属契約を結んでしまった女性向け作品をやる作家は、その後の機会が奪われてしまいますよね…(これは極端ではありますが、専属にするとこういった細々とした機会損失は多かれ少なかれ産まれるとは思います)。
だからこそ、ソラジマは今の段階ではクリエイターさんたちとは専属契約を結ばずに、クリエイターさんがいつでも他の他社さんとの仕事を始められる可能性も残せるよう身軽になってもらい「今後業界がどうなるかわからない中、仕事を始めやすいパートナー」になることを宣言します。
特徴その2 : 信頼できる実績、ヒットにコミットします!
この業界では、クリエイターさんのポジションによっては、ロイヤリティがつくことがあります。上がった売上に対して何%が報酬として還元される〜という仕組みなわけですが、
この仕組を享受するためには、何よりも作品がヒットする必要があります。ロイヤリティのパーセンテージがいくら高くても、ヒットしなければ1円も入ってこないのです。
作品をヒットさせるためにはもちろん、そのクリエイターさん自身の創作能力が一番大事ですが、それと同じくらいクリエイターさんに提供する会社側の編集者側の「ノウハウと知見」も大事になってきます。
ソラジマでは、すでに3作品が世に出ていて、

それぞれが、しっかりとヒットをしています。3作品の中で金額の大小はあれど、ロイヤリティが発生していない作品は一つもありません。
もちろん、今後ソラジマの作品で、全く芽吹くことなくロイヤリティが一切発生しないものが出ない…という約束をすることはできません。コンテンツ業界である以上、やはりその作品が外れてしまうことはあると思います。
ただ、ひとつ事実としていえることは、ソラジマはすでに3作品出していて、3作品ともヒット、それらはソラジマが日々社内で行っている勉強会や創作理論の構築…による賜物であるということです(さすがに運だけでは3分の3のヒットを出すことはできません)。なお、ソラジマではこの蓄積したWebtoonに関するノウハウを「ソラジマWebtoon文法」と呼んでいます。
ちなみに、先3ヶ月でさらに4作品リリースするのですが、うち3つは手堅くヒットするだろうなと思っています(1つはあえてチャレンジ作品にしてるで今の知見だとまだ読めない)。
だからこそ、パートナーとしてソラジマをご指名いただければ、高いヒット率を出すことのできるノウハウと知見をこちらは惜しみなく提供させていただき、一緒にヒットを出し、ロイヤリティを獲得することができるのです。
特徴その3 : 質の高い編集者陣によるコミュニケーションの密度と圧倒的スピード

ソラジマのWebtoon事業部にはBe a Pro(=出すべき成果のために常に貪欲でいよう)というカルチャーのもと、厳しい採用選考を経た猛者たちが編集者として日々の業務をこなしています。
全員が全員、ミラクルヒットを生み出すためにソラジマに所属していると、経営者の僕が胸を張って言えるほどに、彼らは本当に貪欲です(採用の最終決定は全て僕が自ら行っているから本当に自信があります)。
だからこそ、自分が声をかけて一度やると決めた企画に関しては少しでも早く少しでも最高クオリティで世に出すために全速力で走り抜けます。
もちろん、エンタメコンテンツである以上、様々な理由によって企画が頓挫してしまうことはあります。こればかりは仕方がありません。
ただし、やるとなった企画に関しては誰よりも早く誰よりも密度高く向き合うということはお約束いたします。
スピードに関して触れましたが、ソラジマは企画立ち上げからリリースまでのスピードがかなり早いほうだと自負しています。
書店さんによって公開時に必要なストック話数が異なるので一概にはいえませんが、平均してソラジマは着手から4-6ヶ月でリリースに至ります(15-20話のストックを用意しなくてはならないWebtoonにおいては、かなり驚異的なスピードだと自負しています)。
じつは、このスピードを支える要因は上記の編集者の熱量&質以外に以下のようなものがあります。
- 【100%自社出資のオリジナル作品】ソラジマはほとんどの作品を完全自社出資で制作しています。そのため制作パートナーとの議論や連携を挟む必要がないため、意思決定が非常にスムーズです。
- 【「自由と責任」カルチャーによる現場の意思決定力の強さ】ソラジマには「Freedom&Responsibility(自由と責任)」というカルチャーがあり、これは「あなたがそれがソラジマにとってベストだと思うのであれば全て自分で決めて良し」というもので、現場の編集者にほとんどの意思決定権&裁量権が譲渡されています。そのため、いちいち何かを上長に確認する必要がなく、非常にスピーディに現場の意思決定が行われます。
スピードというのは本当に大事で、早い話がたとえばロイヤリティとして破格の20%を提示したとしても、制作開始から公開まで1年かかってしまえば最初の1年はロイヤリティが何も入らないのです。
※もちろん、全ての作品&クリエイターさんに対してアクションが迅速かつ密度が高いわけではなく、あくまで「ヒットに向けて進行すると決めた作品&クリエイターさん」に限られることはご了承ください。担当編集が決まらない作品やクリエイターさんにはしばらく待機していただく可能性がございます。
※また、ソラジマはWebtoonにオールインすることを決めているので、チャレンジできる作品数、つまるところバッターボックスに立てる機会が多いのも特徴です。2022年は「アルファベットプロジェクト」として26作品、2023年は「五十音計画」として50作品のリリースを計画しています。
特徴その4 : 良心的かつ明朗な報酬設計
ここまでは、どちらかというと契約形態&ノウハウ&編集者の質…など、創作をするうえでの「環境」、つまり創作のしやすさに焦点をあてて説明をしてきました。
しかしながら、いくら環境が良くても、結局のところ業務に見合う正当な報酬が支払われないと、仕事としては成立しません。
ゆえに最後にWebtoon制作業務の報酬に関して説明いたします。
その前にソラジマのWebtoon制作にはどういったクリエイターさんのポジションがあるのか図解しておきますね▼

漫画編集者を中心に、各工程のクリエイターさんがいらっしゃるわけですが、「企画作家(=脚本家)」「ネーム作家」「人物線画」「人物着彩」「背景」「仕上げ」の6つがソラジマのWebtoon制作におけるポジションとなります。
スタジオによってこのポジションがやや異なったり(例えば着彩の方が仕上げも担当したり、背景の方が仕上げも担当したり…)するのですが、ソラジマではこの分業体制に落ち着き、それぞれの業務の「重さ」の順番で言うと、
(1)企画作家(ゼロイチを生み出さなくてはいけないので編集者との議論が活発な印象)
(2)ネーム担当(脚本をもとに最適なコマ割りを考える必要あり)
(3)人物線画(キャラクターの表情は作品の顔そのものなので責任けっこう重い)
(4)背景(技術職、淡々と背景を書き加えていただきます)
(5)仕上げ(最後の味をどう出すか決めるので、一定のセンスが求められます)
(6)人物着彩(作品にはよりますが比較的にシンプルな業務です)
といった具合です。
(※あくまで作品や舞台設定によってポジションごとの重さは異なりますが、上記はひとまずソラジマ内での平均的な傾向となります。)
さて、その上で各ポジションの報酬について説明いたしますと、ソラジマには「良心計画」というクリエイターさんたちの報酬制度があります。
この良心計画という名称は、「スタジオによって各ポジションの業務量や求められていることが異なりどのスタジオが本当に正当な報酬を払ってくれるのかわからない…」というクリエイターさんの実際の声にお応えするために、ソラジマはソラジマの求める業務量に対して本当の本当にフェアバリュー(=正当な対価)をお支払いしていると誓います…というニュアンスがあります。
全てのポジションの報酬設計の詳細は以下のリンクを見ていただければと思いますが、
ここでは一例として「企画作家(=脚本家)」の報酬を取り上げてみます。
まず、基本条件として以下を提示し、

この単価が、文字数や業務工数に対していかにフェアな単価なのかを実際の脚本の例などを取り上げて説明しています。

2000-3000文字のため、文字単価だけでいうと約5-7.5円+ロイヤリティを実現できています。
なぜこのようなシンプルな脚本作りをしているかというと、とにかく物語作り、構成作りに思考を割いてほしいという意図があります。
ネームのコマ割りや、あまり細かいト書き指定などにリソースを使うよりかは、脚本家の真骨頂でありWebtoonで最も重要な項目の1つともいえる「物語作り」「構成作り」にリソースを使ってもらった方が戦略上正しいと判断したためです。
また、それぞれのポジション、実際のところ月々いくらくらい報酬をもらえるか〜などの情報については表計算を用いて記載しています。
ぜひ、気になるポジションの報酬設計の詳細について見てみてください!
さて、いかがでしたか?
簡単にまとめますと、ソラジマは以下の強みを掲げて、
1.専属による囲い込みをしない
2.実績によるノウハウを提供する
3.質の高い編集者によるスピードとコミュニケーション密度
4.良心的かつ明朗な報酬設計
クリエイターさんの不安を払拭し、今後どうなるかわからないWebtoonという業界で安心して始めやすいのに、夢のあるヒットを狙えるパートナーとして、
「創作満足度No.1」のスタジオになることを宣言します!
もちろん、「満足度」というのは曖昧な指標ではあるため、時にはこれが達成できていない瞬間も今後訪れるかもしれません。
しかしながら、今回強調したいのは、クリエイターさんがソラジマに満足できていない状況が訪れたとしたら、ソラジマは全力で改善を試みていく強固な姿勢を今後持ち続けるということです。
ぜひ一緒に日本発のミラクルヒットWebtoonを作りましょう!!
ソラジマでは世界ヒットを目指し、Webtoonを一緒に創るクリエイターさんを募集しています!
Webtoonクリエイターは、自分の得意を生かして活躍できる職種です。
「ネームは苦手だけど絵を描くことは得意!」
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皆様にお会いできることを楽しみにしています😊