ソラジマが今世紀を代表するコンテンツを創るまでの35カ年計画。

はじめまして。
株式会社ソラジマの萩原です！

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本日、発表させて頂きました通り、株式会社ソラジマはシリーズＢラウンドにて10億円の資金調達を実施いたしました。

ZVCをリード投資投資家として計X社の皆様に賭けて頂いたお金の重みを実感しています。2021年11月に発表したシリーズＡラウンドから、約1年半が経ち、こうして次のチャレンジの場を頂けたことを大変嬉しく思います。大切に、かつ、大胆に活用させて頂きます。

この記事では
・今回の調達リリースを読んで初めてソラジマを知った人
・ソラジマの選考に進むか悩んでいる人
にむけてソラジマの未来や目指す姿（＝タイトルにもある通り35カ年計画）を知ってもらうために書いています。

なぜ35カ年計画が必要だったのか

今回の資金調達と同時並行で進めていたのが35カ年計画の策定です。

きっかけは
・今のソラジマのWebtoon制作が本当に今世紀を代表するコンテンツに繋がるの？
・ミッションは壮大でいいけど、具体的にどうやって実現すんねん
・自分の仕事とミッションが繋がってない気がする（ビジネス職）

と言った声がポツポツ社内で挙がってきたからです。

「今世紀を代表するコンテンツを創る」という果てしないミッションと日々の働き方にギャップがあったこと、短期の数値目標はあっても中期計画がなく「今」と「未来」が飛び地に見えてしまっていたと反省しました。

そのGAPをうめ、日々の仕事がどのように今世紀を代表するコンテンツに繋がっていくかを明文化したいと思い、全社員でもディスカッションし、マネージャー陣でも議論し、最後は経営陣で議論した結果生まれたのが35カ年計画です。

少しでもミッションの達成に近づいてることを実感しながら働いてほしいという願いを込めてつくりました。

ソラジマ35カ年計画

ソラジマが今世紀を代表するコンテンツを創るまでのルートを示すものが35カ年計画です。
2023年から2057年までの35年間をstep1からstep7に分けて記載しています。

【Step1 : 富士作品を産む】
さあ、まずは、step1のスタートです。
step1の目標は2023年度（2023.04~2024.03）以内にWebtoon業界トップクラスのヒット作品を産むことです。
2023年は2022年以上の作品を検証し”富士” 級作品を1つ産み出すことを狙います。
基本的にstep1~3は2035年（step4）に「今世紀を代表するコンテンツ」のヒナを産みだすための積み上げ期間です！

※富士級とは・・・これは社内標語です！2022年までは”松”作品（松竹梅の松です）を出すことを目標にしていましたが2023年度は松以上の売上を出すぞということで富士としています！日本一を目指すということですね！

2022年は松作品が目標でした

※IPのヒナとは・・・コンテンツがIPになっていくのには時間がかかります。いちコンテンツとしての売上だけでなく、メディアミックスされ、IPとしての売上が出てきた状態をヒナと定義しました。IPの卵はコンテンツとして将来IPになりうる作品を指します。

【Step2 : 日の出作品を産む】
2023年度に富士級作品を出すことに成功したソラジマは2024～2025年度の2年かけて富士以上の作品、つまり、”日の出級”作品を出したいと思っています。

日の出級作品の定義はWebtoonにおける世界的なヒット作品であり、今世紀を代表するコンテンツIPの卵にもなると考えています。
「俺だけレベルアップな件」「Under the Oak Tree」くらいのヒット規模です。

実際に、俺だけレベルアップな件はアニメやゲームへの展開も始まっており、IPの卵といえそうです

なぜ2024~2025年と2年もかかる算段かというと、
ヒット作品を作るには時間がかかるからです。最低でも百数十話の話数が必要になってきたりもしますので数十話作って公開して「はい！ヒットコンテンツです！」という訳ではないということです

※step2でヒット作品が出ない間は2025年以降もこのフェーズをトライする必要があります。経営はヒット作へのトライを続けられるようにどうにかします。

【Step3 : 日の出作品を複数作品産む】
2025年度までに世界的ヒットWebtoon作品を産みだしたソラジマですが
次は再現性をもって”日の出作品”（＝IPの卵）を複数作品生み出していきます。

2027年に年商100億円を目指します。ここが向こう5年間の重要なマイルストーンです。

【Step4 : 今世紀を代表するコンテンツのヒナが初めて産まれる】

step3からstep4へのステップアップが一世一代級の大勝負になると思っています。
Webtoon企業からエンタメ企業への変化です。第二創業ともいえます。
step1~step3はこの勝負のための積み上げともいえます。

2027年度までに達成するstep3からstep4の達成の2035年までは8年の期間をあけています。
2025年に日の出作品＝「今世紀を代表するコンテンツ」の卵を生みだし、その後も再現性をもって複数の日の出作品が誕生していることでしょう。

それらの卵を一気に孵化させていくのが2027年からのstep4です。
WebtoonのみでIP化していくというのは難しいと考えており、俺だけレベルアップな件が今まさに仕掛けていますが、アニメ化・ゲーム化等メディアミックスを仕掛けより多くの方に楽しまれるコンテンツにしていきたい

ご存じの通り、アニメ化やゲーム化など時間がかかりますので8年という期間を設定しています。

このstepの目標である2035年にそれまでにソラジマが作ってきた日の出作品のうち1作品が「今世紀を代表するコンテンツ」のヒナになります。

ちなみに、週刊少年ジャンプは1968年月2回誌としてスタートし、ドラゴンボールの連載開始は1984年だそうです。16年で今世紀を代表するコンテンツの連載が始まってるわけで、テクノロジーの進化もある今、ソラジマでも12年後に”今世紀を代表するコンテンツ”の連載が始まるのは現実味しかないですね。

【Step5 : ヒナがたくさん産まれ、成長していき「今世紀を代表するコンテンツ」がついに誕生】
ソラジマのWebtoon作品がメディアミックスされアニメ化・映像化などが当たり前になり始めた2035年から、さらに10年後の2045年。

ついに、IPのヒナの中から「今世紀を代表するコンテンツ」が生まれます。

ヒナ作品が再現性をもって生まれている状態でもあり、イメージとしてはジャンプ、集英社のような状態です。

【Step6 :「今世紀を代表するコンテンツ」の出産ラッシュ】

その後は今世紀を代表するコンテンツを数多く生んでいく会社になっていきます。
生み出されたたくさんのヒナたちが次々に成長していき、その中から世界中の誰もが知っている＆愛される「今世紀を代表するコンテンツ」が次々と爆誕すると信じています。

制作だけでなく、メディアミックスを自社グループ内で一気通貫で仕掛けられるような体制にしていたいと妄想しています！Naverもアジアのディズニーとしてこのポジションを目指しているはずです。

【Step7 : Epilogue】
35年後、2057年。
世界中の人々に、夢を与えるためにソラジマは存在します。

具体的に何をどうやっているかは今時点はわかりません。
ただ、誰もが馬鹿にする大きな夢を叶え、そして、世界中に夢を与える存在になりたいと思っています。

【まとめ】
・このビジネスは長く続けることが大事
・2023年で富士、2025年までに日の出作品が出さなければ未来はない
・2027年からWebtoonからエンタメカンパニーへの転換。第二創業期として8年かけてドカンとやる
・デジタルな出版社で終わるつもりはない
・最終的にはディズニーを目指す

ここまで読んで頂きありがとうございました。
書いていても果てしない道のりに感じましたが、人生をかけるに値する純粋にワクワクするチャレンジですね！

【番外編】
ちなみに、全社員で「今世紀を代表するコンテンツの創り方」を議論しました。

その際に挙がった論点としては
・子ども向けIPという打ち手もありえるのでは？
・デジタルではなくリアルもやるべきでは？
・新産業（Generative AI/メタバース）や新デバイスの登場など大きな変化こそソラジマの機会であり、35カ年計画を捨ててでも一気に方向転換するタイミングもあるのでは？
などがありました。

こうした意見が現場の社員が持ってることもソラジマの強みだと思っており、35カ年計画の内容は柔軟に変えていければと思いますが
僕と前田が35年をかけて今世紀を代表するコンテンツを創る意思は変わりません。